2021-22レギュラーシーズンが幕を開けて約1か月が経過し、ゴールデンステイト・ウォリアーズは15勝2敗でリーグトップを走っている。

 現在4連勝中のチームは、平均得失点差でも+13.1で2位(ユタ・ジャズ/+9.1)以下を大きく引き離しており、独走状態となりつつある。オフェンシブレーティング(112.9)は2位、ディフェンシブレーティング(100.0)では堂々1位と、攻防両面でリーグ最高級の成績を残している。

 このチームの主役はもちろん、スーパースターのステフィン・カリーなのだが、アンドリュー・ウィギンズやジョーダン・プール、デイミオン・リー、アンドレ・イグダーラ、ネマニャ・ビエリツァ、オットー・ポーターJr.といった選手たちがおり、3シーズンぶりの復帰を目指しているクレイ・トンプソンも順調に回復しており、好材料がそろっていると言っていい。

 そしてこのチームのヴォーカルリーダーであり、ディフェンシブアンカーを務めるドレイモンド・グリーンの存在も忘れてはならない。

 今季でキャリア10シーズン目を迎えたフォワードは、11月22日(現地時間21日)のトロント・ラプターズ戦を終えた後に「俺は勝ちたい。ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀守備選手賞/DPOY)にまたなりたいし、またオールスターにもなりたい」と口にしていた。

 グリーンはウォリアーズの基盤を務める重要な選手の1人で、優勝3度に加えてオールスター選出3度、オールNBAチーム選出2度、オールディフェンシブチーム選出6度を誇り、16-17シーズンにはDPOYにも輝いている。

 昨季はオールディフェンシブファーストチーム入りし、キャリアハイの平均8.9アシストを残していたものの、18年を最後にオールスターから漏れていた。

 12年のドラフト2巡目全体35位指名でウォリアーズへ入団し、自らの実力を磨き上げてきた苦労人は「それが俺のモチベーションになっている。なぜって、多くの連中が俺のことをカウントしていなかったからだ。それは俺がリーグ入りした時と同じような失敗だ。そのことが火に油を注いでいるのさ」と意気込む。

 今季のグリーンは、ここまで16試合の出場で平均29.8分7.8得点7.9リバウンド7.6アシスト1.1スティール0.9ブロック。フィールドゴール成功率55.6パーセントはキャリアベストで、ここまでディフェンシブレーティングでリーグ3位の98.8という好数字を残している。これはDPOYを獲得した16-17シーズンの99.1(リーグ2位)に匹敵するものとなっている。

 グリーンに対して絶大な信頼を寄せるスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「彼は世界中でベストなディフェンダーだと思う。ここまで、彼は信じられないほどすばらしいスタートを切っている。モチベーションにあふれているし、毎晩ものすごく戦ってくれている」と称えていた。

 このままウォリアーズが好調をキープし、グリーンがケガなどで長期離脱することがなければ、オールスターの候補には入ってくるだろう。そして自身2度目のDPOYを獲得する可能性も、現時点では高いのではないだろうか。

【動画】ゲームの流れを何度も変えてきたグリーンのハッスルプレー集!