◆大相撲九州場所10日目(23日、福岡国際センター)

 大関・貴景勝(常盤山)が、関脇・明生(立浪)に押し出しで敗れて今場所初黒星。押し合ってはたかれたところをこらえたが、今度は突き起こされたところで引いて押し込まれた。

 初日からの連勝は9で止まり、取組後は「勝たないといけないので。そうですね、よくなかったですね」と語った。9日目には、豊昇龍(立浪)を押し出した直後に土俵下に落ち、右膝を強打。その影響については「ないです」と、キッパリ否定した。

 取組を見た八角理事長(元横綱・北勝海)は「安全にいって、いなされて足が出なかった。自分の体勢に持っていけなかった」と指摘。その上で、「1つ負けるのは仕方がない。明日から切り替えること。離れて(相撲を)取る力士は仕方ないですよ。それを気にすると、前に出られなくなってしまう」と切り替えの重要性を説いた。

 全勝で並んでいた一人横綱の照ノ富士はこの日も勝ち、優勝争いでは一歩後退した。仕切り直しの11日目に向け、貴景勝は「もう、また明日にしっかり集中するだけなので。それをしっかりとしていきたい」と、これまでと変わらず翌日に視線を向けた。