久光 井上愛里沙&中川美柚 インタビュー(前編)

令和3年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会で2大会ぶり8度目の優勝を果たした久光スプリングス。今大会では両サイドアタッカーの井上愛里沙と中川美柚が中心選手に成長し、タイトル奪還に貢献した。前編では、2018年度に同期で入団した2人に皇后杯を振り返ってもらった。

──皇后杯優勝おめでとうございます。優勝の瞬間はどんな思いでしたか。

井上愛里沙(以下、井上):正直、「あ、勝っちゃった。優勝したんだ」っていう感じでした(笑)

中川美柚(以下、中川):勝った瞬間、コートにいなかったから、一瞬、「・・・」って感じで出遅れました。嬉しかったけど、受け入れるまで時間がかかったかも(笑)

──井上選手はMVPを頂いていかがでしたか。

井上:足を引っ張ってばっかりだったので、もらって申し訳なさがありますが、みんながたくさん拾って繋いでくれたので、思い切って打ちにいくことができました。

──大会を振り返っていかがですか。

井上:JTマーヴェラスに勝ったことが大きかったというか、それで波に乗れました。昨シーズンからフルセットをなかなか勝つことができなくて、フルセットに行くと、チームもどうしよう……みたいな所があったんですが、 JT戦に関してはそういうのは取っ払って、結果を考えずに「やるだけ、やれることをやろう」と試合に入れたのがすごく良かったと思います。JT戦の前の日のミーティングで、(フォルケ・)アキンラデウォ選手がみんなに言った「JTは(今リーグも)1位だし強い、昨シーズンも負けているけど、そのリベンジなどではなく、自分たちのゲームプランをやることに集中するのがすごく楽しみ」という言葉がすごく印象的で、結果どうこうではなく自分たちが準備してきたことを出すだけ、それを聞いて気持ちがスッと切り替わりました。1セット目が勝負を分けたと思いますが、24点目を先に取られても冷静に、そこからひっくり返したのが大きかった。自分たちのやるべきことをずっと徹底し続けられたのが、フルセットでも勝ち切れた要因だと思います。3、4セット目を取られて嫌なムードになりそうでしたが、そこを立て直せたのも良かったです。

中川:JT戦がすごく大きかったです。フルセットで勝ち切れたのが自信に変わって、心の中でいけるんじゃないかなと思って、決勝まで行けたと思います。1セット目、24点を先に取られたところで、ユキさん(石井優希)がサービスエース。そういった流れが変わるようなプレーが久光スプリングス側に多かったように思います。大きく感じる1点。自分自身は3、4セット目があまり良くなくて、途中から白澤(明香里)選手が入って助けていただいて、アカリさんの頑張りがあったからこそ自分もまた頑張れました。自分だけじゃなくて全員で勝ち切れたというのがすごく嬉しかったです。