男子テニスで、17日に開幕する全豪オープン(メルボルン)の予選を14日に勝ち上がった世界120位のダニエル太郎(28=エイブル)が、ジョコビッチの入国問題に私見を述べた。日本語、英語、スペイン語など、多言語を操るダニエルは、国際感覚に優れ、洞察力も深い。

そのダニエルは、新型コロナウイルス感染拡大で中断されたツアーが再開された当時よりも、「少しは落ち着いた」と話す。ただ、いまだに「多くの分からない中で世界を回っている」という。

ジョコビッチの問題も、「2回目のキャンセルは、法律で分からないことが多い」としながらも、「今、世界で起きている(ワクチンや新型コロナをめぐる言動の)ことを、すごく代表している」例だと感じている。

このギスギスした対立などを解決するには、「おすすめしたいのは、あまり他の人の健康のことに、いろいろとエネルギーを使わない方が賢明」と言う。「誰かが1人、悪いとは感じていない」と話す。「文句を言っても、人の行動を変えることは簡単じゃない」と強調した。

そして、「1番、かわいそうなのは、ボラコバ選手だと思っています」と締めくくった。女子ダブルス世界82位のボラコバ(チェコ)は、ジョコビッチと同じワクチン免除で12月末にオーストラリアに入国。すでにオーストラリア国内で試合にも出ていたが、ジョコビッチが最初にビザを取り消された影響で、ボラコバもビザを抹消され、強制送還にあっていた。