巨人V奪回のキーマンとも言えるのが新外国人選手。“5番候補”として獲得されたのが、メジャー通算96本塁打のポランコだ。デイリースポーツウエブ評論家・内田順三氏がメジャー時代の映像を見た印象、日本で活躍するための条件を語った。

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 メジャーで実績がある選手だから当然、素晴らしいバランスで打っているよね。軸もしっかりしているし、引っ張り傾向とはいえ、バットも内側から出ていて逆方向にも打っている。大きくタイミングを取る訳でもないから、日本でも対応できそうな雰囲気は感じる。

 ただ、メジャーのフライ革命の影響もあって下からすくい上げる特徴もあるから、高めがどうかというのが気になる点。日本の投手はインハイ、アウトローに制球良く投げてくるからね。向こうでは三振が多いようだけど、力まずに自分のリズムでスイングできるか。特に左投手に対しての打撃が、成績に影響するかもしれないね。

 それと、日本で成功したいという気持ちがどれだけあるかも大きいんじゃないかな。もともとメジャーでも大型契約を勝ち取ったように、期待も大きかった選手。ただ、近年はけがもあって成績が落ちている。日本の野球を勉強し、いかにコンタクト率を上げていくか。ウィーラーはそれをどんどん覚えて成功している訳だから。いいお手本を参考にしていけたら、いい方向に向かうかもしれない。

 外国人選手が活躍できるかどうかは、チームのサポートも欠かせない。日本の投手に早く慣れさせるためにキャンプではどんどん実戦で打席に立たせるべきだし、打てなくてもどれだけ我慢できるか。選手層は厚い訳だから、相手との相性で休ませながら起用するのもいいだろうね。

 去年のヤクルトの助っ人、オスナとサンタナだって、数字だけを見れば、ものすごい活躍をした訳ではない。ただ、2人がある程度成績を残したことで山田や村上も楽になり、チームに相乗効果が生まれた。巨人も脇を固める選手が活躍することで、坂本、岡本和、丸の成績も上がっていくだろうね。